1960年、東海道本線の特急「こだま」と「つばめ」で、公衆電話のサービスが始まりました。
当時はまだ画期的なサービスで、列車に乗りながら電話をかけられるなんて、
まさに未来を感じさせる体験だったんです。
この公衆電話は、グレーの電話機で、100円硬貨を使って利用するシステム。
ダイヤルはなく、交換手に直接電話番号を伝えて相手先に繋いでもらうスタイルでした。
電電公社(現:NTTグループ)が、
400MHz帯のUHF無線通信を使って東海道沿線の14箇所に基地局を設置し、
一般回線に繋げる仕組みだったんですよ。
とはいえ、当時は技術的にまだ発展途上で、
山間部やトンネルでは電波が届かないこともあり、
利用可能な地域も東京圏・名古屋圏・大阪圏に限られていました。
それでも、1列車平均で12回ほどの利用があったとか。
今では考えられないくらい不便に思えるかもしれませんが、
当時はこれが最新のテクノロジーだったんですよね。
このように、時代が進むごとに技術はどんどん進化していきます。
今ある不便も、いずれ解消されて、もっと便利な未来がやってくるかもしれません。
だからこそ、私たちも今の時代を楽しみながら、
未来に向けて一歩ずつ進んでいきましょう!