1970年10月、「ディスカバー・ジャパン(DISCOVER JAPAN)」という、国鉄の大々的なキャンペーンがスタートしました。
当時、日本は経済成長の真っ只中で、大阪万博が終わった直後。
このキャンペーンは、若い世代、特に女性旅行者をターゲットにして、「美しい日本と私」というテーマで、日本中を旅する魅力を再発見してもらうというものでした。
この頃は、少人数や単独での旅行が増え始め、女性たちが自分のスタイルで日本を旅することが新しいブームになっていったんです。
しかも、アンアンという雑誌が同時期に創刊されて、女性たちのライフスタイルをさらにサポートする動きも後押し。
このキャンペーンで使われたポスターも、アートの一部と言っても過言ではないくらい魅力的で、今でも色褪せないデザインとして語り継がれています。
ただし、そんな成功の裏で、写真家の中平卓馬さんはこのキャンペーンに対して強く反発。
逆に、テレビディレクターの今野勉さんはそれに異を唱えたりと、さまざまな議論も生まれたんです。
このように、光と影があったからこそ、ディスカバー・ジャパンは伝説的なキャンペーンとして歴史に名を残しました。
さて、もうひとつ注目すべき話題があります!
台湾にある「集集のんびり学校」は、まさに心をリセットする場所として人気です。
この学校は「大人の学び場」として、リラックスをテーマに地域を知るユニークな体験を提供してくれるんです。
勉強というよりは、心を空っぽにして、日常の喧騒から一歩離れることができる場所。
旅行者や地元の人たちが、一緒に地域文化を学びながらのんびり過ごすというコンセプトが素敵ですよね。
名言
「旅は新しい自分を発見するための道。過去も未来もすべてが今という瞬間に凝縮される。」
「ディスカバー・ジャパン」も、「集集のんびり学校」も、どちらも人生の中で一息つく大切さを教えてくれるものです。
旅を通じて、場所だけでなく、自分自身も再発見できる。
ちょっと疲れたなと思ったら、一歩引いて、自分のペースで旅してみませんか?
新しい景色が、きっと未来を明るく照らしてくれるはずです!