1966年9月6日、石川島播磨重工業によって世界最大のマンモスタンカー「出光丸」が進水しました。
全長342メートルという巨体は、東京タワーよりも9メートルも長く、上甲板の広さはアメリカン・フットボールのコートが3面も取れるほどでした。
まさに「マンモスタンカー時代」の幕開けを飾った進水式です。
「出光丸」は、ただ大きいだけでなく、オートメ化とリモコン化が徹底され、巨体を動かす乗組員はたった32人ですむという当時としては革新的な技術が導入されていました。
このタンカーを建造した出光興産は、百田尚樹の小説『海賊とよばれた男』の主人公・国岡鐡造のモデルである出光佐三によって設立されました。彼の経営哲学は「信頼」を重視し、
それが企業の成長と国民栄誉賞にもつながる出光興産の成功に結びついたのです。
出光丸の進水から始まったマンモスタンカー時代は、まさに日本の技術力と信頼が世界に誇るべき歴史の一部となりました。
名言
“巨大な船が進むように、信頼と努力はゆっくりでも確実に目的地へと私たちを導く。”
最後に
どんなに困難な時でも、一歩ずつ前進することが大切です。
今日の出来事が示すように、どんなに大きな挑戦でも、信頼と努力があれば乗り越えられるものです。未来に向けて、一歩ずつ進んでいきましょう。