1962年、昭和37年の夏、甲子園が熱狂に包まれた一日がありました。
この日、北関東代表の作新学院が高校野球史に残る偉業を達成。
春の選抜優勝に続いて、夏の大会でも勝利し、
ついに高校野球史上初の春夏連覇を成し遂げたのです!
決勝戦の相手は福岡代表の久留米商業。
作新学院のエース八木沢(後の早大―ロッテほか)は病み上がりで
、残念ながら決勝戦には投げられませんでしたが、
そのピンチを見事に乗り越えました。
7回裏、作新学院は久留米の伊藤投手を攻め、
満塁のチャンスで中野(後の日本楽器―ヤクルト)が三遊間を抜くヒットを放ち、1点を先取。
代わりにマウンドに立った加藤(後の中日)投手が最後まで好投を続け、
久留米商業の最後のチャンスも盗塁失敗で試合終了。
これで作新学院は出場2度目にして初優勝を飾り、
甲子園に新たな伝説を刻みました。
「春に勝つチームは夏に勝てない」というジンクスを打ち破った作新学院の快挙は、
どんな困難も乗り越えられるというメッセージを私たちに与えてくれます。
諦めずに挑戦し続ければ、きっと素晴らしい結果が待っているはず。
私たちも、その精神を胸に、日々の挑戦に立ち向かっていきましょう!